ポケモン公式Twitterが、「「箱」のサイトをオープンしました」と突然ツイートしたり、『ポケモンGO』において前触れ無く知らないポケモン的な何かが出没するなどを経て、それが「コレクレー」という『スカーレット・バイオレット(SV)』に登場する新しいポケモンであることがわかりました。
発表までの流れ
「箱」のサイトをオープンしました。
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2022年11月5日
今後順次アップデートされます。https://t.co/Zo61snN74H
当初の箱のサイトは、謎の箱のイラストや、数字のカウントがあったりして、それだけでは何も分からない感じでした。
サイトを開くと1つの箱が登場。ライトアップされており、ビジュアルは宝箱のようです。公開直後は閉じていましたが、現在は開いており、「000」の表示だった左上の数字が気付くと増えています。
11月6日15時時点で数字は「679」まで増えており、下のボタンで宝箱の角度を変えてズームして見ると、中身の「コイン」も増えているのがわかります。
出典:ポケモンの謎サイト「箱」が意味深だと話題 左上の数字と“コイン”がどんどん増えている……? - 記事詳細|Infoseekニュース(閲覧2022年11月7日JST)https://news.infoseek.co.jp/article/itmedia_nlab_20221106053/ 【魚拓】
この「箱」サイトの公開と同時期に、アプリゲーム『ポケモンGO』においても動きがありました。
11月5日の17時に『ポケモンGO(Pokémon GO)』に謎のポケモン(?)と謎のコインアイテムが実装されました!
▼なぜかオレンジ色に染まるポケストップ。
▼回してみるとウィロー博士が登場し、みたことのないコインを入手しました。
出典:【ポケモンGO】謎のポケモン(?)とコインがゲリラ実装!! 新たなイベントの伏線か!? | AppBank(閲覧2022年11月7日JST)https://www.appbank.net/2022/11/05/iphone-application/2326105.php 【魚拓】
突如マップ上に金色のポケストップが出現し、そこで「??????コイン」なるアイテムが入手できるようになった。そのポケストップでコインを入手すると、プレイヤーの後を謎のポケモンがついてくる、といった流れだ。謎のポケモンは頭に触覚のようなものを生やし、背中には何かを背負って二足歩行をしている。背中に背負っているものは見た目から推測するに、恐らく??????コインだろう。
出典:『ポケモンGO』でコイン背負う未知のポケモンが確認される。パルデア地方に登場する新ポケモンか - AUTOMATON(閲覧2022年11月8日JST)https://automaton-media.com/articles/newsjp/20221105-225595/ 【魚拓】
「箱」のサイトがオープンしてから丸1日後、「アップデートが完了しました」と投稿され、新ポケモンの「コレクレー」がお披露目されました。
「箱」のサイトのアップデートが完了しました。https://t.co/Zo61snvvG7
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2022年11月6日
コレクレーについて
ゴーストタイプの「たからばこポケモン」で、高さは0.3mだそうです。
謎のサイトにあった「箱」そのものも、ポケモンの体の一部っぽいですかね。触覚があって虫っぽさもありますが、ゴースト単タイプのようです。少し前に発表された「ボチ」もゴーストタイプだったので、2連続でゴーストタイプの新ポケモンが公開されるのはちょっと意外かな…。
宝箱に入った姿が「はこフォルム」なのに対し、箱の中の本体(?)のみの姿は「とほフォルム」と呼ばれるようです。そして、現時点ではこの「とほフォルム」をパルデア地方で捕まえることはできないそうです。
公式サイトの「とほフォルム」紹介ページが、「ポケモン」の紹介枠ではなく、「遊び方」の方に掲載されていることから察するに、「とほフォルム」はプレイアブルなポケモンとしては登場しないのかな、という印象です。
これまでの「フォルム違い」は、バトル中か、フィールド上で特定の条件を満たしたり特定の行動を行うことで任意のフォルムにフォルムチェンジをすることができ、そのフォルムでバトルに参加することができました。
しかしコレクレーに関しては、上記の内容からして、作中でコレクレー(はこ)を捕まえたとしても、それを「とほフォルム」にプレイヤーが自力で変更する方法は無さそうなのかなと思います。
フォルムチェンジとは異なりますが、「プレイアブルにならない姿違いのポケモン」といえば、『ソード・シールド(剣盾)』において、「ムゲンダイマックスしたムゲンダイナ」という前例がいますね。「すべてのポケモンを仲間にできる」という前提は崩さずに、「フォルム違い」というやり方を駆使して、上記のムゲンダイナのような敵専用ポケモンや、コレクレー(とほ)のような、フィールド徘徊専用ポケモン(恐らく)を用意するのは、最近の工夫のひとつなのかなと思いました。
ちなみに英語版の「箱」サイトでは、「とほフォルム」にも「特性(Ability)」があるかのような書かれ方をしていますが(Ability: ???と記載がある)、対戦に出せるポケモンとして実装予定があったりするのかな…?
コレクレー、目のデザインがメガネみたいで特徴的ですが、どういう仕組みなんでしょうか…。紹介動画を見る限り、まばたきはできるようですが、眼球(?)の可動域とか気になる。
あと、個人的な印象としては、進化しなさそう(進化前も存在しなさそう)だなと思いました。防御力とか高いらしいし、そのままで対戦に参加できそうなイメージ。
紹介映像とジニア・ウィローの通話記録
コレクレー発表に伴い公開された動画は2つ。コレクレーの紹介映像と、ジニア先生とウィロー博士の通話記録という物です。
紹介映像
紹介映像では、実際のゲーム画面におけるコレクレーを確認できます。
出典:【公式】『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』紹介映像「コレクレー」(閲覧2022年11月7日JST)https://youtu.be/GtVtILdrnLg
はこフォルムがフィールド上にいるのは、シンボルエンカウント的な感じでしょうか?とほフォルムもフィールド上で見つけることができるようですが、見つけると何が起こるのか(起こらないのか…?)はまだわからないですね…。それにしてもとほフォルムちっさい…。
ジニア先生とウィロー博士の通話記録
『SV』で初登場のジニアと、『ポケGO』でお馴染みのウィローが、コレクレーについて語る5分ほどの動画も公開されました。
二人がボイス付きで喋っているのにまずびびりました。既に発表されたジムリーダーのナンジャモといい、また発売前に声が付くパターンですね。声つきだと、ポケモンの名前のアクセントが、アニメ登場を待たずに判明するのがありがたいです。時々想像していたのと違うアクセントの場合があり、後から修正するのもなかなか大変なので…(カラマネロとか)。こうやって、先にこれです、と示してくれるのは良いと思います。
声が付くのはメリットがあっていいんですが、字幕も付けてくれるとありがたかったです…。字幕設定できないのなんで…?
映像の途中で「コレクレーとコインにまつわる面白いお話」というものが紹介されましたが、これはこの動画でしか知ることができない情報なのか、しれともゲームの作中にもこれを知ることができる機会はあるんでしょうか…?個人的には、作中にも登場してほしいです…。
ポケGO連携と言えばメルタン
『ポケモンGO』とゲームメインシリーズとのクロスオーバーといえば、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ(ピカブイ)』における「メルタン」「メルメタル」という前例がありますね。予告無しに、突然『ポケGO』において新ポケモン的なものが登場し、プレイヤー間で話題になるという展開も似ています。
コレクレー(とほフォルム)は、『Pokémon GO』の世界でも発見されました。連携することによって、コレクレー(とほフォルム)を『Pokémon GO』で手に入れることができます。
詳細については続報をお待ちください。※『Pokémon GO』のポケモンを『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』へ直接転送することはできません。
※『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、発売後に『Pokémon HOME』との連携を予定しております。詳細は今後の発表をお待ちください。
出典:新たな発見!コインを持つポケモン(閲覧2022年11月8日JST)https://chest-research-report.pokemon.co.jp/ja/ 【魚拓】
『ピカブイ』においては、メルタンやメルメタルを使うことができましたが、『SV』で「コレクレー」を使えるのかかどうなるのかまだ分かりませんね。「直接転送」はできずとも、『Pokémon HOME』を経由しての転送という形なら、『ポケGO』のポケモンを『SV』に連れていくことが可能なんでしょうか…?
連携は「2023年」ということで、2022年11月の発売から、少し後になるようです。この続報は、恐らく発売後、連携の日程などが判明してから明かされそうかな…?とりあえずゲームが発売されたら、それをクリアするのに必死になると思うので、連携開始まで時間が空くのはアリだと思います。
おわりに
宝箱のポケモンか~、とほフォルムがフィールド上にいるの、何かの収集要素とかだったりするのかな~とか考えていたら、もう次の最新映像の予告が来ていて、展開の速さについて行けてないです…。
今回の「箱」登場からそのサイトのアップデートまでも1日で終えるなど、情報を出すスピードが速いなぁと感じます。SNS主流の時代だと、新情報の感想が出てくるのもすぐなので、それに合わせて情報を出すスピードも上げているのかなと思います。
あと、そろそろ早バレを警戒する時期になってきましたね…。早バレをネットに投稿するのも話題にするのも許しません。発売後のネタバレはある程度仕方ないにしても、発売前にゲームの情報を流すのはどうかと思います。
ともあれ、次の最新情報に向けて気持ちの整理を付けながら待ってます…。
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