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新アニポケ40話「さよなら、ニャオハ?」感想

TVアニポケ(2023)の第40話「さよなら、ニャオハ?」の感想です。ネタバレを含みます

【2024年4月4日JST 最終更新】第41話感想文のリンクをはりました。

www.tv-tokyo.co.jp

あらすじ

リコとニャオハはロイ、ホゲータと一緒にバトルの練習!…だったのだが、ニャオハがリコを怪我させてしまうアクシデントが…。「ニャオハのせいじゃないよ」と励ますリコだったが、ニャオハは何か思うところがあるようで…。ブレイブアサギ号を飛び出したニャオハが向かった場所は生まれ育ったブリーダーの家…!?

 

出典:エピソード|ポケットモンスター テレビ東京アニメ公式(閲覧2024年2月17日JSThttps://www.tv-tokyo.co.jp/anime/pocketmonster2023/episodes/ 【魚拓】

これまでの感想

bitouroupoki.hateblo.jp

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感想

・まだ今回も、前回いた砂漠のところに停泊してるのかな?

・ミブリムとテラパゴスは水とスポンジで洗うのか。そういえばゲームのポケモンウォッシュもスポンジで洗ってたな。

猫耳デザインの家…。わかりやすくていいな。

・ロイは最近、バトル意欲が高いのかな。強いトレーナーになる的な方向の目標ではないけど、レックウザに勝つのが目的なら強くないとだから頑張ってる感じっぽい。

バトル中の技が周りにポケモンにあたりそうになって危ないという展開、ありそうであまりないんですよね。大きなスタジアムだと観客席にバリアが貼られて技の影響から守られてる描写はありますが、それ以外だとなんとなくバトルフィールド近くにいる人たちは無事という不思議。

・ニャオハはリコがケガしたことを気にしてるっぽい。

・建物入り口の門、開いてて大丈夫か?ポケモンが逃げ出すリスクはないのか?

・ミブリムにテラパゴスを任せている辺り、テラパゴスが一番末っ子扱いなんですね。生きてる時間はテラパゴスが一番長そうだけど…。

・焦ってるミブリムかわいい。

ニャオハが同時にいっぱいいると、性格がみんな違うっぽいのがわかっていよいですね。

・リコの名前と顔を覚えてるの記憶力強い。

・このブリーダーの仕事は、トレーナーにパートナーのポケモンを引き合わせるお手伝い?

・あのニャオハは個性的なの?

・他のニャオハより特にマイペースだったのか。仲間と馴染めないみたいな話は他のニャオハとの関係がわからないと表面化しにくいところですね。

パートナー解消となったポケモンを引き取ることもあるそうですが、ここで引き取られるのはまだマシな方で、中途半端に置いていかれて路頭に迷って亡くなるポケモンとかいそうだよな…。

・パートナー解消することも…とか言われたら焦っちゃうわな。

・一生懸命話しかけてるのがなんとも…。というか、リコはパートナー解消したくないという自分の気持ち優先で先走ってる感がある。

・ちゃっかりテラパゴスも森に来ちゃってるのか。

・リコはやっぱ焦ってる感じ。

・突起が多くてなんとも洗いにくそうなコップ…。

・あのニャオハのこのはは、すごい威力のこのはだったと。葉っぱの量が多いなという印象でしたが、威力も大きいヤツだったんですね。

・友達ができたなら、その友達と離れる必要はないしずっとここで暮らすべきなのでは?と思いましたがまだ先の話が。

ワナイダー?ちゃっかりアニポケ初登場おめでとう!

・ニャオハ、前にもこのはで他のポケモンをケガさせたことがあったのか。

・助けてくれたのに怖がられるようになったのは悲しい…。ニャオハが助けてくれたのはわかってないのか…?

入学前にポケモンとの顔合わせがあったの知らなかった。初出し情報ですよね…?

・またワナイダー登場。この森に住んでるっぽいかな。

マジカルリーフを覚えた!ニャオハも新技を覚えるとは!

・家族を見つけた?なんというかおまいう案件では…。

・サプライズマジカルリーフいいですね。ほんのちょっと外出している内に成長してるの周りからみたら面白いよね。

・次回のかーちゃんってドットの母親?

 

今回登場した「ポケモンブリーダー」に関して

長くなったので個別の見出しでまとめます。

ニャオハをはじめとするセキエイ学園のポケモンは、ブリーダーが育てたポケモンを、顔合わせで相性を見たうえで配布する形をとっていたことが判明しました。ただやはりまだ「ニャオハたちはどこから来たのか」という初回時点での疑問はうやむやにされたままだと感じています(初回の感想はコチラ)。

今回登場したような「ブリーダー」が、ポケモンを育て学園の生徒などにポケモンを"引き合わせる"ことをしていると説明されましたが、これだけでは「どこから来たのか」に関する情報が足りないと思うので、その辺りについてメモレベルで感じたことを書いていきます。

 

この「ブリーダー」について、まず今回のブリーダーが、現実世界の犬猫のブリーダーのポケモン版みたいな設定っぽいところは印象的でした。

この先もブリーダーといえば、コチラを指すようになるんでしょうか(過去作のタケシの目指してたのとは違って*1)。

ポケモンを育て、外部に"卸している"」というところはリアルブリーダーと同様ですが、繁殖ターンについてあえて触れずに話を進めていたのがすごい、意図的に感じました。

 

情報が足りないといった件について、このブリーダー(マーニャ)のところにいるポケモンたちは、いったいどこから来たポケモンなんでしょう?という疑問が残っているのではないでしょうか。捨てられたりケガをしたポケモンを保護しているということでもなさそうなので(トレーナーから引き取るケースは例外扱い)、保護ポケモンの線は薄いですね。

そうするとやはりポケモンを「増やす」作業もブリーダー自身が行っている可能性が高いわけですが、なぜかそこへの言及がありませんでした。

ポケモンの生殖システムについての詳細は明かされていませんが、少なくともタマゴから生まれるのは確かです(タマゴがどこから来るのかが不明になっている)。タマゴの存在を描写してタマゴを孵すところから育てていると説明してもいいのにそれをしなかったの、意図的にポケモンを増やしている描写は印象が悪いと判断したからとかあります…?尺的な問題があった可能性もありますが。

ポケモンを増やす行為が、やましいことがない問題ない行為だと思うのなら、堂々と描写すればいいのに、それをしないのは何ででしょうね(すっとぼけ)。真面目に理屈を解いていくと正当化できないということを薄々感じているのでは…

 

少し話が変わりますが、終盤でニャオハのブリーダー(マーニャ)が「見つけたのね。素敵な家族を」と言いましたが、これは酷いマッチポンプなのでは、と思いました。

仲間とも馴染めず家族がいなかったニャオハにとってリコがよい出会いだった、ということなんでしょうが、そもそもニャオハに家族がいない原因はブリーダーにあるのではないでしょうか。

野生のニャオハなら(野生のニャオハがいるのか不明みたいなところはあるが)、トラブルでもない限り家族がいた可能性は高い(ニャオハの群れなどの生態は不明)のに、人間側の都合で、「トレーナーが出会いを得るために存在するポケモン」として初めから孤独になる存在だとわかって生み出したのはほかでもない人間側なんじゃないんですか(ブリーダーが繁殖を行っていると仮定して)。

 

あと「家族がいるのはいいこと」という話をここでも出してくるのは、制作側の"思想"が見えてとれるのでどうかと思いました。万人にとって家族がいること素晴らしいと思えるわけではないし(一人の方が気楽という人もいるという意味で)、ポケモンならなおさら、家族や仲間によらない多様な生き方があるはずなのに、一部の人間の価値観(家族主義)でニャオハの幸福をはかるのは、それが(親子関係などの)メタファーであることを踏まえても、安直すぎないかと思います。

 

結局のところ、ポケモンを増やして卸す人」がいないと、ポケモンを新人トレーナーに配るという話ができないからという「やりたいこと」ありきで、都合の悪そうな部分を隠しながらなんとか辻褄を合わせようとしているんだろうなという感じ。

これはゲームの方にも言えるしゲーム側の問題でもありますが、ポケモンを都合のよい存在として扱いたい」欲と「ポケモンを物扱いしているように見える描写は避けたい」欲の狭間でごちゃごちゃ言い訳しながらなんとか無理やり突破しているよね。

直接描写したら印象が悪いと思うなら、それは問題ある行為なんじゃないの、と思いますが、その問題と向き合うのを避け続けてここまで来てしまっているツケを感じます。いつまでもこのままじゃいられないと思うので、頑張って調べて勉強して向き合って、改善していってほしいところですね。

 

おわりに

今回は、ニャオハの過去回であり、ニャオハが新しい技「マジカルリーフ」を覚えて強化された回でした。

キャップの過去回といい(キャップ過去回の感想はコチラ)、今シリーズはひとりひとりの生い立ちを丁寧に掘り下げることを増やしているんだなという印象です。

リコのニャオハのこのはの量が多いことに関して、他のニャオハより特別であることが明言されましたね。そういう個性があって、バトルの実力にもつながっているということが言われたので、今後バトル方面に本気を出していく未来もあったりするんでしょうかね。

ワナイダーがアニポケ初登場を果たしましたが、物語上の敵役に徹していて掘り下げも特になかったので、ワナイダーメインの回もいずれやってくれよな…と思いました。前回のミミズズ同様、出番があるのは嬉しいんですが、ただの敵としてしか出番がないと、主人公の味方側として登場するポケモンとの扱いの差が悲しいのでなんとかフォローがほしいところ。

 

次回はドットの母親が登場して、ドットの過去回になりそうですね。連続でキャラの過去回が来るとは。パーティ強化回も続いてるし、なんというか似たような回を集中的にやりたい盛りなのかな。

 

【追記】第41話の感想を書きました

bitouroupoki.hateblo.jp

 

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サムネイルに使った画像の出典:https://poipiku.com/108217/9854793.html

 

〈更新履歴〉
【2024年4月4日JST】第41話感想文のリンクをはりました。

 

*1:ポケモンで「ブリーダー」といえば、前シリーズ(サトシが主人公)のキャラクターであるタケシが目指していたモノが真っ先に思い浮かぶ。この当時の「ブリーダー」は、ポケモンを戦わせる「トレーナー」に対してポケモンを「育てる」ことに注視する存在として描かれていた。