2023年4月14日に放送を開始した「TVアニメ ポケットモンスター(リコとロイが主人公のアニポケ)」が本日(2024年4月14日)で一周年を迎えました。おめでとうございます!
- 公式サイト
- ストーリーの振り返り
- この1年を振り返っての全体的な感想
- 前作との繋がりは不明
- パルデアがメインの舞台ではないけどパルデアのポケモンが多い
- キャプテンピカチュウ(キャップ)がよい
- 他メディア展開や広告まわり
- 感想の執筆は継続中
- おわりに
公式サイト
ストーリーの振り返り
1年目の内容まとめは公式が「1年目まるわかり超ダイジェスト」という動画にあげています。
【公式】アニメ「ポケットモンスター」1年目まるわかり超ダイジェスト - YouTube
この動画とは別に、自分なりにでも文字にしてざっくりまとめておきます(メモ)。
・セキエイ学園に入学したリコが謎のペンダントをきっかけに、アメジオとその部下もといエクスプローラーズという敵組織に追われ、ライジングボルテッカーズに保護されてそのメンバーとして行動を共にすることになる。
・リコと、キャップやフリードをはじめとするライジングボルテッカーズのメンバーは謎のモンスターボールを持つロイと出会い、その謎のモンボから黒いレックウザが出てきてどこかへ飛んでいってしまう。
・黒いレックウザはルシアスと共にいた六英雄ポケモンのうちのひとりで、リコのペンダントとして眠っており冒険の途中から常時覚醒(それまでは時々ペンダント状態からテラパゴス状態になることはあったがから常時テラパゴスの状態で過ごすようになった)したテラパゴスもルシアスと共にいたポケモンだった。すべての六英雄に会いラクアを目指すのが大まかなリコたちの目標に。
・六英雄ポケモンのうち、黒いレックウザ・オリーヴァ・ガラルファイヤー・ラプラスとは会い、バサギリとエンテイは名前だけ出ていてまだ出会えていない。
・リコのポケモンはニャローテ・ミブリム、ロイのポケモンはホゲータ・カイデン、ドットのポケモンはクワッス・カヌチャンというメンツである。なおドットは主人公として紹介されているわけではないが、パルデア御三家のクワッスを連れていること、リコ・ロイと同年代であることなどから実質的な3人目の主人公のような存在になってきている。
・エクスプローラーズについては、トップのギベオンについてまだ情報が伏せられているが、ルシアスとなんらかの関りがある模様。
この1年を振り返っての全体的な感想
「TVアニポケの主人公が交代する」ということが初めてのことだったため、どんな内容になるのか未知数すぎる…という印象から始まりましたが、なんやかんやでそれなりに楽しんで見ています。
前作より縦軸(リコのペンダントや黒いレックウザの謎を追う大まかな目標)が強めですが、それでも基本的には一話完結で視聴しやすいのはよいと思います。
主人公のリコ・ロイをはじめ、ライジングボルテッカーズやエクスプローラーズなどは皆アニオリのキャラ(ゲーム本編には登場しない)ですが、それゆえか過去の掘り下げ回があったのが割と印象的でした。
前作との繋がりは不明
一年間放送を行ってきて、前作(サトシとピカチュウが主人公)との繋がりや関連を思わせる要素は特に何もなかったなぁと思いました(自分が気付かなかっただけで何かしらあったならすみません)。こういう要素を出せば話題になるだろうからこそ、何もなくてよかったと思います。
安易に過去作要素を出すと、まずなんでじゃあシリーズ一新したんですか…となるし、人気ないからテコ入れしたのかな…という印象にもなるので。前作が好きじゃないとかそういうわけではもちろんないです。
今のところ詳細は不明ですが、個人的には今作の世界と前作の世界は同じ世界であり、あくまで視点が違うだけで時間軸もほぼ同じじゃないかと予測しています。
前作の時代の「ライコウ雷の伝説」みたいな(だいぶ昔の話ですが…)、別主人公で、主人公同士の邂逅はないけど、共通して登場するキャラはいるので世界は同じ、くらいに落ち着きそう。今のシリーズもすぐに代替わりせずしばらく何年も続けると思われるので、そのうちいつの日か、旧シリーズのキャラがゲストで登場する可能性は高そうかなと思っています。
同じ世界線だとすれば、ポケモンリーグなどの話が1年目は全然なかったのもわかる、という感じもある。リーグや強いトレーナーの話をするとなると、マスターズエイトで優勝したサトシに言及せざるを得なくなるし。ただ同じ世界・時代だと仮定してサトシに言及しない縛りで話を進めるとなると、バトル方面を頑張る話やキャラが出しにくくなる(ネモは登場したが)問題がありますね…。
これはあくまで仮定なので、もしかしたら平行世界の可能性もまだあるし…。ゲームにおいて普通に平行世界の存在が示唆されることはあったし、平行世界ルートはあり得ない展開ではないので…。
パルデアがメインの舞台ではないけどパルデアのポケモンが多い
ゲームの新作発売による世代区切りは、他の媒体の舞台や世代の区切りとしても機能していましたが*1、最近はそうでもないですね。
今シリーズは、2023年4月に放送が開始されましたが、世代交代にあたる『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(SV)』の発売は2022年11月と、開始時期に数ヶ月のズレがあります。
前シリーズの「新無印編(サトシとゴウが主人公)」もそうでしたが、ゲームの新作とかならずしも合わせた内容にしないのが昨今の傾向にあるようで、この新無印編ではカントーのクチバを拠点に、赴く先の地方は毎回バラバラでした(移動の距離や時間は全カット)。
今作は飛行船が拠点になっており、また特定の地方を舞台にするタイプではないパターンです。ただし、移動には時間をかけており、今のところはカントー、ガラル、パルデア地方くらいしか訪れた地域がないので新無印とはまた違ったテイストではあります。
『SV』発売後の9世代のタイミングだけどパルデア舞台じゃないしパルデアの新ポケモンの出番はそこまで期待できないかな…と思っていましたが、どこが舞台とか関係なくだいぶパルデアのポケモンの出番は意外と多かったですね。
さらにしばらくはパルデア地方に留まるようで、さらにパルデアのポケモンの出番が増えそうですね。ジム巡りもするみたいだし、(放送期間)1年くらいはパルデア地方に留まるのでは…?
キャプテンピカチュウ(キャップ)がよい
今シリーズで一番良いな…と感じているのは、「キャップ」を生み出した点ですかね。
当初の印象は「サトシのピカチュウ」は出せないけどピカチュウは出したい…という都合でピカチュウいるんか…と思っていましたが、むしろサトシのピカチュウじゃないからこそできるカッコいいピカチュウが爆誕したなという印象に変わりました。
キャップのいいところはまずバトルが強いところ。ゲームをプレーしている人だと、進化先のあるピカチュウが強いということに違和感を抱きそうなところですが、サトシのピカチュウの活躍を知ってることで強いピカチュウが登場してもまあピカチュウだし…みたいになりやすい土壌があるので強いピカチュウを自然に受け入れられるのもあってよい。
また、キャップは自立して動くことが多いのも好きです。ライジングボルテッカーズの意思決定についてキャップにも訪ねたり、フリードと目的を同じくしながら別行動することもあるのがいいなと思います。
他メディア展開や広告まわり
前シリーズの時は、ちょくちょくアニメ雑誌に紹介され、表紙を飾ったこともありましたが、今シリーズになってからめっきりアニメ雑誌で取り上げられることがなくなったなぁと感じています。なんでなんでしょう?もしかして前シリーズの新無印(サトシとゴウが主人公のシリーズ)の取り上げられ方が特別多かっただけ…?なんかいろいろインタビューとか読むの好きだったんですが…。
ナンジャモとか、ゲームの人気キャラが登場したタイミングなんかは話題にしやすかったのでは?と思うんですが…。前シリーズの時はダンデとかキバナ辺りが割とピックアップされてた思い出。この二人もキャラ人気があったからまあね。
一方で、先日のAnimeJapan2024(アニメジャパン2024)のイベントでステージでトークするということはありました(配信を視聴した時の自分の感想はコチラ)。アニポケがこういうイベントに場を設けることはあまり前列がなかったのでびっくり。リアルイベント系は割と独立して(雑多な作品が集まるイベントに参加するのではなくポケモンオンリーのイベントを開催する傾向がある)やるケースが多かったわけですが、方針転換したんですかね…?
感想の執筆は継続中
20年以上続いて、自分もキッチリ全話視聴している旧アニポケ(サトシとピカチュウのやつ)がまさかの最終回を迎え、心機一転始まった新シリーズということで、とりあえず初回は感想を書きましたが、その後もなんやかんやで毎週感想を更新することができました。
毎週書かないと…とプレッシャーになるかと思いきや、週一なのでなんとかなりました。この調子で今年も感想を書き続けられそう。
初回(1話・2話)と、ある程度区切りの回(13話・26話・35話)のリンクを貼っておきます。ご参照ください。
新アニポケ13話「ピクニックは突然に」感想 - びとうろうぽ記
新アニポケ26話「テラパゴスの冒険」感想 - びとうろうぽ記
新アニポケ35話「荒野のふたり フリードとキャップ」感想 - びとうろうぽ記
おわりに
おススメの回とか紹介できたらよかったんですが、そういうの選ぶのは苦手なので上記の自分の感想を流し読みして気になる回とかあったらぜひ見てみてください。
2年目以降もポケモンたちの活躍やかわいさやカッコよさをアニメという媒体で接種できることを楽しみにしています。
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サムネイルに使った画像の出典:https://poipiku.com/108217/10123441.html