ポケモンスペシャルミュージックビデオ「GOTCHA!」に使われている「アカシア」のCDを予約購入しました。
このPVは、エキスパンションパス第2弾発売のちょっと前の2020年9月29日(火)に公開されており、インターネット上(YouTube)にて無料で見ることもできます。PVの映像はとても良くできていると思うし、これを手元に取っておけるのはありがたいので買うしかなかった。
商品名:アカシア盤 「アカシア / Gravity」(CD+DVD+グッズ)[「アカシア」ver.クリアファイル(A5サイズ)付き]
特典:クリアファイル・キーホルダー・ステッカー
発売日:2020年11月4日
CD・DVDケースがペラペラに薄くてびっくりしました。でもこれはこれで、場所も取らないし、若干でも資源の節約になってそうなのでありだと思います。
PV「GOTCHA!」感想
毎週テレビで放送するアニメとは別に、ゲームPV用アニメーションが制作されることはこれまでにもありましたが(最近だと薄明の翼とか)、今回のような「曲+アニメ」の形はもしかして初めてですかね…?声優を起用しないぶんの予算を他へ回した感。
映像、とてもよかったと思います。流れてくる情報量が多すぎて、一時停止しては新たな発見がある。ぶっちゃけ良すぎて何度もリピートできない。あまりにも感情への揺さぶりが強すぎて、視聴するたびに泣いちゃうし疲れるし再生ボタンを押すのも緊張する(褒めてます)。ただ唯一、ピカチュウとイーブイのあのデフォルメがとても苦手…。誰やお前ら??映像の勢いには合ってるという意味での違和感はないんですが、生き物としての「ポケモン」を期待した場合に、あの「キャラクター感」は受け容れられないです。
人間キャラの等身が高くなっているぶん、モンスターの方もデザインの変更が迫られることは仕方のないことかとは思いますが、あれはその…。あの世界観は、「ポケモンの世界」とは別次元なんですかねきっと。ジムリーダーや博士などはみんな後ろのディスプレイに映る姿だし、そっち(ジムリーダー達と共に映る)のポケモン達は通常のデザインだし。主人公っぽい2人と同じ次元に登場しているのは、このデフォルメピカ&ブイのみっぽいので、主人公っぽい2人は、ポケモンの世界ではなく現実世界の人間のイメージだからピカ&ブイも特殊デザインなんだな…。でもなんであんなよくわからないデザインになったのかはやっぱりわからない…。
ジムリーダーや主人公などの主要人間キャラはほぼ全員登場してるっぽいですね(ちゃんと確認はしてないけど恐らく)。900種類近く(フォルム違いを含めると900以上)いる全ポケモンを出すのはさすがに現実的ではないけども、人間キャラならなんとかなった感じ。ポケモン(モンスターの方)も、トレーナーのパートナーポジションになっていたりする子にはそれなりに出番があってよかった。
過去作のキャラクターを広くリスペクトをしつつ、ガラルのキャラをメインに据えていて彼女ら彼らの登場時間が長かったのは嬉しいです。ジムリーダーやライバルひとりひとりにカメラが向かっていくところとかで、みんな好き…という気持ちがわき上がる。ホップはゴリランダー、ダンデはインテレオンが手持ちにいて主人公にはエースバーンがいるので、主人公が最初に選んだポケモンはヒバニーということでしょうか…。ガラル御三家の中ではエースバーンが一番優遇されるポジションになっているとみて間違いなさそうなこの頃。
ガラル出身キャラの登場時間は多いけど、最初と最後はやはり初代になるのはもう、そうするしかない感があります。赤緑主人公の家のテレビ(スタンドバイミーのシーン)で始まって、ミュウでしめるという。でも、そういう初代の幻影もありながら、御三家集合シーンはガラルメンツが前に出るし、背景シーンのポスターはエキスパンションパスで訪れる場所だったりするところがやはり嬉しい。
ところで、全体を通して登場する主人公っぽい2人、誰なんでしょうか。主人公(?)以外にも、最後のスタッフロールに後ろ姿が映る女性もだれだろ?と思うんですけど(映像の序盤にも登場したよね)誰ですかね…。思い当たる人物がいない。状況や雰囲気的に主人公のママっぽいなという印象ですが、まあよくわからないです。
それと、好印象だったのは、主人公(?)2人やゲームの主人公の出演比が男女共同じくらいになるようにかなり意識されているようなところ。どうしても初代と金銀までも主人公が男しか選べなかったり、ライバルキャラが男性に偏っていたりするため、男女比そのものを対等にすることは難しいんですが(今後女性ライバルキャラが増えることに期待)それでもできるだけみんな出してあげようという気持ちは感じられました。
アカシア
PVのタイトルが「GOTCHA!」で、使用されている曲のタイトルが「アカシア」で、PVはアニメのオープニングみたいに、曲のフルではなく省略版が使われているんですね…(よくわかってなかった)。
歌詞はポケモン目線ともトレーナー目線ともとれる感じでよいです。「言葉の外側で」や「優しい言葉選んでもらうよりも」など、お互いが言語によるコミュニケーションはできない存在であることが示唆されているのもよい。ただ、PVが男女とも主人公として映るのに対し、歌詞の一人称はずっと僕のままなのはしょうがないんかな…。
歌を歌っている男性バンド(?)の人たちは比較的有名な人たちらしいですね。名前を聞いたことくらいはあったので、ウィキペディアを見てみましたが、結構活動期間が長くてびっくりしました。一応、何か過去に不祥事などがあったかどうかも確認しましたが、メンバーの不倫だったので、どうでもよかったです(とてもプライベートな内容であること、モノアモリーを前提とした不倫は悪という価値観そのものに問題があること、よって第三者がこれについてジャッジしたり意見を述べることは難しく控えるべきだと思うため)。
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それにしても、ゲーム宣伝用にアニメを作って歌まで新しく用意して、カネ…気合い入っててよいですね。いくつかのPVとCMにしかこの曲は使われていないのに、アニメーションと曲の良さによって聞くだけでポケモンの思い出を想起させる曲としての地位を既に確立しました。良質なアニメと歌ってすごいね。時々またこういう企画をやってくれたら嬉しいなと思います。
〈更新履歴〉
【2023年3月15日JST】無駄な■を消しました。