コロコロコミックで連載していた『ポケットモンスターホライズン』が2巻目で完結しました。なんていうか、コロコロコミック連載のポケモン漫画は、そのほとんどが短命ですね……。
小学館のHPはコチラ↓。1巻は試し読みできるけど、2巻の試し読みはなぜかできない……。
1巻目を買ったときの感想はコチラで↓
ネタバレ込みの感想……↓
2巻を読んだ感想、最終巻である1巻分に色々詰め込まれて、短いながらも展開の起伏がありつつ完結していてよかったと思います。
敵ボスキャラを倒したと思ったら、さらに敵が……!みたいな展開とか。
アローラらしい島巡りにおける成長はカットされ、いつの間にかモクローはジュナイパーに進化したりしてましたが、代わりに"全力"のZ技に重点を置いていた感じ。
ポケモンとトレーナーの絆として、ポケモン側もトレーナーを必要としている、という話もよかったと思います。
他に気になった所は
・退化するポケモンの登場……イワンコの分岐進化がフォルムチェンジみたいになってました。イワンコの特別感がすごい……。
・さらっとイワンコの言葉を理解してるアキラ(主人公)……。
・あっという間にキングス団(本作の悪の組織)の本拠地を突き止める超スピード展開
・アーカラのキャプテンとしまクイーンは1ページだけ登場……!
・ナポーくん、かわいい名前だなあと思ったけど、もしかして髪型がパイナップルみたいだからナポーくん……?
・ストーンエッジの岩で攻撃を防ぐ流れは、アニポケのサトシを彷彿とさせる、主人公っぽい展開だなと
・エニュートのバトルシーンがそれなりにある……!毒をメインに素早く戦うエンニュートが好きです
・アローラ御三家の最終進化形3体がバトルに出てきて嬉しい
・マナ(ヒロイン)も全力で勝負するシーンがあってよかったね(^^)
・キングス団ボスとトキオ(怪しいライバルキャラ)の関係性は、5世代(BW)のゲーチスとNに似てるなと思いました。親子なところとかトキオに特殊な"才能"があったりとか王の末裔とか親父がロン毛なところとか
・島の勇者とイワンコ……。
・アキラがルガルガンを止める展開があってよかったです
・ポケモンに対しあらゆる命令をきかせることのできる体質のトキオの、その力が効かなかったポケモン……。
・色々あったけど、この先は3人でまた……。
イワンコ一匹でどこまでも頑張り、またトレーナーがそれを肯定し応援する様は、「戦う自分のポケモンをよく観察し、無理させないようにするのが良いトレーナーである」というアニポケ初期に見られたトレーナー像とは異なるなぁと思いました。
『むしとりたいかい!しぜんこうえんでゲットだぜ!!』(無印ジョウト編45話)はその辺りの描写があるので参考までに……。
1巻目はオリジナル設定とかが出てきてびっくりしましたが、 2巻目は色々諸々の回収と仕上げとまとめで勢いがあって普通に楽しめました。全2巻でコンプできるので気になる人は買ってみてもいいのではないかと思いました。