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「ディグダのやさしいTシャツ」みたいな方向性のグッズ増えて

ポケモンシャツ」の企画から、「ディグダのやさしいTシャツ」というシャツが新たに登場しました。

 

このたび、土に還る(※1)「ポケモンTシャツ 〜ディグダのやさしいTシャツ〜」を、6月10日(金)より発売します。
また、販売開始に先駆けて、ディグダが暮らすふしぎな森を舞台にしたコンセプトムービー「ディグダのやさしいTシャツ」を公開。さらに、ディグダが暮らす様子をこっそりと見守ることができるYouTube Live「がんばれ、ディグダ!」を、5月27日19時より、配信開始します。

 

出典:Original Stitch(閲覧2022年5月27日)https://originalstitch.com/jp/pokemon/info/20220527

【魚拓】T Shirts | Pokémon Shirts | Shirts customized with your favorite Pokémon

 

ポケモンシャツについて

これまで「ポケモンシャツ」は、ポケモン1匹1匹にフォーカスして、それぞれのポケモンのデザインの生地を選んで、シャツなどをオーダーできるサービスを行っていました。

サービス開始当初は、カントー地方のすべてのポケモンデザインパターンが用意され、自分の好きなポケモンでシャツを作ることができました。2022年5月現在は、シンオウ地方ポケモンのデザインが徐々に増えているようです。

「メタルチャーム」や「Pokémon fit」のように、すべての(※ポケモンシャツにおいてはまだ未登場のポケモンや地方はあるが、今後増える期待がある)ポケモンがグッズとして存在できる企画はよいですね。自分は、カントーポケモンだけがラインナップされていた当初に、シャツを1枚購入しました。1枚で1万円くらいする高級品なので、何枚も買うのは難しいですが、選べるポケモンの種類も増えているので、またいつか新しく買ってみたい…。バンダナとかほしいです…。

 

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ポケモンシャツ」の見所は、好きなポケモンを選んでオーダーメイドできるところにありましたが、今回新たに「やさしいTシャツ」という概念が登場しました。

コンセプトムービーもかわいいですね。ディグダの移動する様子が早送りで流れるところが、生き物を観察している感があって好きです。

www.youtube.com

ディグダが服の上に立つ画像

出典:同上

 

ライブ動画もかわいい。チャットに入力とかはよくわからないので、自分はそういうのできないんですけど…。天気が変わったりするみたいだし、ディグダのサイズも大小あってよいです。

www.youtube.com

 

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同じ素材を使った他社のファッション販売サイトがある

「土に帰る(和紙などでできた)服」ってどこかで聞いたことあるなと思ったら、そういうサブスクサービスが、ポケモンとは関係ないところでありました。

Syncs.Earth シンクスアース – syncs.earth

上記のサービスの場合は、服が土に帰るというだけでなく、サブスクサービスを提供することで、「土に還す」作業も行ってくれるようです。

和紙の服に使われている糸「キュアテックスヤーン」は、このシンクスアースというサイトでも使われている*1ようなので、同じところから卸しているのかな?と思います。

 

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今回のディグダシャツを見て真っ先に思ったのは、土に還る素材だったとして、どうやって土に返すんだろう?というところです。庭がある人は自分の庭に埋めればいいんでしょうけど、誰もが庭や畑を持っているわけではないですよね。マンションやアパートに住む人の場合は、土があってもベランダの鉢植えくらいが一般的だろうし(鉢植えでも土に返せるのか?)、それすら持ってないor持てない人も多いと思います。昨今、服を埋められるような土を持っている人ってそんなにいるのかなと思いました。

ポケモンはぜひ、「売って終わり」ではなく、何らかの方法で、自分たちが売ったモノの処理に関して回収する手立てを用意してほしいですね。今回のように「土に帰る服」を作ったなら、ぜひ「土に返す」手段をポケモン側からも用意してほしいです。

 

そもそもポケモンのグッズは全体的に値段が高く、このような高級素材を使った商品を売るのに適しているだろうと前々から思っていたので、このような商品が登場して嬉しいです。(ポケモンと関係ない商品において)「高品質な素材なので値段も高いです」だと、応援したくとも一歩踏み出せない感じがありますが、そこに「ポケモンがデザインされてます」が追加されると、「じゃあ1枚買ってみようかな」となります(自分の場合)。

 

そのほか現状不満な点

ちょっと不満なのは、やはり選べるワッペンのラインナップがカントーの一部のポケモンだけなところです。またカントー、とりあえずカントー…。カントーが嫌いなワケではないんですが、せっかく新しい地方やポケモンを今も色々出しているのに、どうしてそっちを盛り上げようとしてくれないんだろうというのはいつも不服に思っています(新ポケだと売れないから??売ろうとしてください…)。

グッズラインナップにおいて昔のポケモンにばかり頼る態度は、「新しいポケモン」が、新作・新ポケ発表による盛り上がりの瞬間火力として注目を浴びる手段になっているような印象を受けます。そんなに最近のポケモン達の魅力を信用してないんですか??(もう前からなんども同じ話をしている気がする…)

 

ところで、「やさしいTシャツ」において選べる生地は「和紙」と「リサイクルスビンコットン」の2種類がありますが「土に還る」のは「和紙」だけなんですね。動画に小さく書いてあるけどわかりにくいです…。両方土に還るわけじゃないから「土に還るTシャツ」というタイトルにはしなかったってことですかね。こういうのはちゃんとはっきり説明した方がいいと思います。

 

また話が逸れますが、環境への負荷が少ない商品やサービスを「環境に"やさしい"」と表現するのは、ちょっと認識がずれていると思います。負荷の少ない製品が"やさしい"のではなく、"フツーの"製品の環境などへの負荷が大きすぎるんじゃないですか。

特に「ファストファッション」は、そのコストを未来へのツケにすることで、表面上安く見繕っていることでお馴染みですが、その実際のコストは、多くの人が知らない(見ないようにしている)だけで、相当高くついてると思います。

安価で最新のトレンドを反映したファストファッションだが、環境に与える負荷は決して小さくない。

たとえば、ジーンズ1着を作るのに使われる水は7500リットルと、浴槽20杯分にもなる。

この中には、工場で染色のために使われ、化学物質が混入した排水となって、河川や海に流れ出すものも含まれている。

 

出典:ファストファッションが環境に与える影響を解説 - BBCニュース(閲覧2022年5月30日JSThttps://www.bbc.com/japanese/video-55329460

 

日本はずっと給料が上がらないので、ファストファッションに頼らざるを得ない人が多いのはわかります(自分もその傾向はある)。ただ一方、給与の安さを言い訳に、繊維やファッション業界の問題を見て見ぬふりをするのも問題のある態度だと思います。

収入は勝手に増えてほしいし、倫理的に公平性の高い製品は補助金とかで安く買えるようになってほしいよな…。

 

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まとめ

伝統や文化などではなく、社会問題的な方面で、素材にこだわった商品を出すのはアリだと思うし、これからも同様の方向性のグッズが増えてほしいと思います。また同じことを言いますが、ポケモンのグッズはブランド料により、既に全体的に値段が高めなんだから、ちょっとお高い原料を採用するのに向いてるんじゃないんですかね(素人イメージですが…)。どーせお高いんだから、より(倫理的に)良い素材や取引先を選ぶように努めてくれたら嬉しい…。

ディグダTシャツ、売れてほしいな…。本当は自分も買いたいけど今すぐは難しいです…。長い期間売ってほしい。頑張ってお金貯めて買いたい…。