『Newポケモンスナップ』を、ストーリーのエンディングまで進めたので、その内容とここまでの感想です(ネタバレ有り)。
①はコチラ↓
ストーリー・進捗
イルミナポケモン戦を何度かやるなかで、イルミナポケモン撮影がボス戦ポジションなことに気付きました。そんでもってイルミナハガネールは初見で撮影に失敗。ぜんぜんオーブが当たらん。2回目は、ちゃんとオーブを当てることを意識してプレイしたらなんとかなりました。
島ごとのイルミナポケモンを撮影し、壁画の真ん中のポケモンを撮影するぞ、となってこいつがラスボスだなぁと話が見えてきてからは、ほぼ寄り道せずストーリーに関わるエリアでの撮影を進めました。ラスボスイルミナに行くための最後のコースでは、やらなきゃいけないこと(5つの花にイルミナオーブを当てる)を気付くまでにちょっとかかり、気付いてからもなかなか全ての花に当てられなくてそれなりに時間がかかりました。自分ではオーブを当てたつもりがあってなかったり、そもそも花の場所を把握できておらず探したり…。自分で考えて道を開く必要があるのはさすが最終コースという感じ。謎解き要素はありつつも、アクションはシンプルなので解法がわかればなんとかなるのも、難易度としてはちょうどいいのかなと思いました。
ラスボス、目の前に現れる木を見て、ゼルネアスかな??と思ったらゼルネアスでした。ラスボスらしく難易度を上げぎみに、球体になって飛び回るのでオーブを当てるのは大変でしたが、気合いでなんとかして初見でイルミナ撮影は成功できました。
エンディングのスタッフロールを見て、一通りのストーリーは完了。その時点でのプレイ時間は16時間弱くらい、撮影枚数約3500枚、図鑑186、総合図鑑スコアは160万弱くらいです。速攻でストーリーを進めたわけでもないですが、そこまで寄り道もしなかった感じ。調査レベルが半端なエリアがかなり残っているので俺たちの撮影はまだまだこれからだ!
感想
ひたすらポケモンの姿や動作、表情などを見ているだけでも楽しいという、ポケモンという生き物それ自体の魅力を体感できるのが素晴らしいです。
ゲームとして攻略を進めたり、より多彩な表情を撮るには、ふわりんごや音楽などを使う必要はありますが、それらをつかわずにコースを回ることも一応可能なのもいいと思います(ストーリークリアのためには、ポケモンに干渉するアクションを行う必要があるが)。ゲーム本編(ポケットモンスターシリーズ)では、ポケモンを戦わせたり捕獲したり、使役することは避けられないのに対し、ポケスナは人間がポケモンに干渉できる手段が少なく一定の距離を保つ必要があり、にもかかわらず全然楽しいのが素晴らしい。「ポケモンは、人間と共に暮らしたりコミュニケーションをとったりしなくとも、ただらしく生きているだけで尊い存在である」という事実を明らかにしてくれているゲームとしての価値がポケスナにはあると思いました。以下、箇条書きで色々感想。
・登場ポケモン全般の出身地方バランスがよく(カントー出身に偏ってない)、ラスボスのゼルネアスもマップに入るまで誰がラスボスなのか予測できなかったので、ポケモンをみんな知っている人間でも楽しめました(知らないポケモンがいる人の方が未知のわくわく感はありそう)。イルミナポケモンたちは伝説や幻のポケモンではないなか、最後だけ伝説が現れて物語をシめてくれてかっこよかったです。
・最初のメガニウムのときは、イルミナポケモンってなんぞ…と思っていましたが、ウルガモスやハガネール撮影のシューティングゲーム感で、やっと他のポケモンとの違いを認識しました。カメラをあちこち動かす必要があるのでシューティングゲームは苦手なんですが(画面酔いするし)、ボス戦だけならまぁ許せるかなといったところ。
・野生に化石ポケモンがいると笑っちゃうんですが、「生きた化石」みたいなイメージなんでしょうか…。タイムマシンで巡る過去コース的なのはポケモン世界での実現は難しそうなので、やはり化石ポケモンには現代にも生息してもらうしかない…。
・キャモメがケイコウオをくわえて飛んでったのにショックを受けていたら、自動でついたタイトルが「どうぞこちらへ」だったんですけど、これは捕食っぽい動作は描くけど捕食だとはとらえないという絶妙なラインになってる…?と思ったけどケイコウオ視点だと「つかまった!」というタイトルになっている場合もあったのでなんとも…。
・どうやら、撮った写真に自動で付くタイトル、わざとポケモンの行動とずらしたものにしているケースも結構あるみたいですね。(威嚇をしたのちに)こちらを追いかけてくるキテルグマの写真が「いそげいそげ!」というタイトルになっていて、そんな状況じゃないんだが?と笑いました(キテルグマは力が強く危険なポケモンなので)。
・ポケモン同士に「捕食-被捕食」の関係があることは、「野生に生息している」ことの現れとして図鑑説明レベルでは問題ないと今のところ考えていますが、今作で実際に被捕食者側のポケモンが追われる様子を描写することには危うさを感じました。特に、被捕食者側のポケモンの死や苦しみを消費することに、もっと抵抗感があってもよいのではないかと思います。「ポケモンが好き」なら、「ポケモンが命を落としたり辛い目にあったりしてほしくない」という思いをもっと強く持ってもいいんじゃないでしょうか。「平和にみ~んな仲良く暮らす野生ポケモン達」というのも違和感があって嫌なんですが、食用や商用利用などの過程でポケモン達が平然と殺されている可能性が拭えない現状で、「ポケモンの捕食描写が被写体コンテンツとして消費される」ことは、ポケモンたちはそれ自体が固有の価値がある存在である(と個人的には思っています)ことの否定に拍車をかけるのではないかという懸念があります。
・ポインタ(?)をポケモンに向けると、ポケモンの名前が表示されるのは親切でいいんですが、性別まで表示する必要あります??ポケモンは人間と比べて、原則見た目では性別がわからない(かった)のがいいところなので、いちいち性別情報があるのは余計に感じました。
・てゆうか、しっぽの先の模様がメスだけ違う設定イーブイ、ここにも出てくるのかよ…。ピカブイだけで終わらせておけばよかったのに…。わざわざ「メスだけ」デザインを変えて、「メスの特徴」を新たに作った改悪を許していません。
・ポケモン図鑑の説明文を再現した行動や分布にはテンションがあがりました。遺跡でシンボラーやゴルーグがいて「遺跡守ってるじゃん!」と感動しました(シンボラーが守っているのは厳密に言うと古代都市だけど似たようなもんでしょ…)。
・それぞれのコースに分岐先があるようですが、これ見つけるの大変…。攻略サイトを頼りました。あとリクエストもなかなかむずい…。リクエストに該当しそうな写真を撮ったあとに、そのリクエストが来るような気がするんですがどうなんでしょ…。
・商品化やメディア展開などであまり注目されないポケモンの魅力を再発見できたのもポイント高いです。個人的に良~と思ったのは水中のポケモン全般とかあざといサボネアとか樹海を飛ぶジジーロンとかです。
ストーリークリアはあっさりできて、でも決してボリュームがないわけではなく楽しめたんですが、それ以上にやり込み要素がまだまだ残っているので遊び尽くすためのボリュームはかなりありそう。調査レベルがMAXになっていなかったり、分岐を見つけていないエリアもあるので、まずはそちらを進めつつ、ぼちぼち攻略サイトを頼りながら進めています。攻略本とかでないのかな??
いろんな地方からポケモンが出演していてよかったんですが、次はこのポケモンもみたい…という欲がでてきますね。ダウンロードコンテンツとか、来るなら歓迎します。どんとこい。
〈更新履歴〉
【2023年3月14日JST】無駄な■を消しました。