ポケモン赤緑発売23周年の記念日でもある2019年2月27日(水)23:00(日本時間)に「Pokémon Direct 2019.2.27」が放送されました。今回判明した情報とその感想。
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今回判明した情報
Pokémon Direct 2019.2.27|Nintendo
ダイレクト内で、2分30秒ほどの初公開映像が流れました。
今回の発表に伴い、公式サイトがオープンしました。
トップページ|『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト
そこから分かる主な情報は、
・2019年発売のニンテンドースイッチ向けポケットモンスターシリーズ完全新作のタイトルは「ポケットモンスター ソード」「ポケットモンスター シールド」
ソード・シールド公式サイトより、タイトルロゴ
・御三家(最初のパートナー)の容姿とタイプ。くさタイプ→サルノリ、ほのおタイプ→ヒバニー、みずタイプ→メッソン。
サルノリは、好奇心旺盛でやんちゃな、
こざるポケモン。
ヒバニーは、元気いっぱいに走り回る
うさぎポケモン。
ちょっぴり臆病なメッソンは、
水に隠れて狙い撃つ、みずとかげポケモン。
ソード・シールド公式サイトより、冒険のパートナー
・舞台「ガラル地方」マップのイラストも公開。
ソード・シールド公式サイトより、ガラル地方マップ
・「2019年冬発売」他一部の商品情報
- 発売
- 株式会社ポケモン
- 販売
- 任天堂株式会社
- 制作
- 株式会社ゲームフリーク
- 対応機種
- Nintendo Switch
- 発売日
- 2019年冬
- ジャンル
- RPG
- プレイ人数
- 未定
- 通信機能
- 未定
- 対応言語
- 日本語・英語・スぺイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)
- CERO
- 審査予定
- メーカー希望小売価格
- 未定
ソード・シールド公式サイトより、商品情報
また、映像からわかる情報もいくつかありました。
・これまでより鮮明に描かれた3DCGのグラフィックのよるマップ
・主人公の容姿(ゲーム映像のみでイラストなし)。頭身は、ピカブイの時のようなデフォルメ感のあるものではなく、サンムーンの時のような高めな等身。
・過去作のポケモンは登場する
・野生のポケモンとのバトルはランダムエンカウント制
・ダイレクト内の開発者の語りのバックに、ゲーム中で使用されると思われる、おそらくガラルのどこかの町のBGMが流れていた。
・タイトルロゴの「ン」の字にも入っている、謎のマーク。ジムのような建物のオブジェや窓ガラスや、スタジアムのような場所へ向かう主人公の、ユニフォームのような服の形にも同様のマークがある。
・テーマは「最強のポケットモンスター」
・略称は「ポケモン剣盾」
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ダイレクト全体への感想
2019年に完全新作が出ることは前々から告知されていたので、このタイミングでダイレクトをやるなら新作の情報だろう、今やらないと遅すぎるし、という感じで案の定完全新作の情報公開でした。スピンオフなどの話は一切なく、メインシリーズの情報一本でしたが、完全新作の情報は衝撃と破壊力が段違いなのでちょうど良かったと思います。
やはりというか、制作のトップ、意思決定権のある立場の人は相変わらず男性なんですね、というのはがっかりポイント。ピカブイ発売記念イベントに来ていたゲーフリ(ゲームフリーク)の人々の中に女性は少なくなかったと思うんですが、より強い権限を持つ日は果たしてやってくるのか。
開発者達が話しているバックに流れるBGM、始めて聞いたと思うので、おそらくゲーム中に流れる町か道路か、どこかのBGM っぽいですね。おそらく序盤に訪れるどこかの…。雰囲気がポケモンっぽいなという印象をうけました。
グラフィックについて
「映像も進化させます」のようなことを過去にも言っていたので心の準備はしていましたが、やっぱりより鮮やかな3DCGのグラフィックになってしまわれるよう...(ドット絵が好き派)。サンムーンと比べるとくっきりし、ピカブイと比べるとリアル感の増した感じ?時代の流れなんでしょうがやはり寂しいです。あと画面酔いが心配。
今回判明したキャラクター
人間キャラは主人公の男女のグラフィックが公開されました。公式絵はまだのようです。また、新ポケモンとして最初の三匹(俗に言う"御三家")も、発表されました。また今回も紹介順は男主人公→女主人公ですかいな、とは思いましたが、前回の南国イメージから打って変わって暖かそうな格好が印象的です。モブトレーナーも少し映りましたが、モブの肌の色などの多様性は今回も考えられてはいそうな感じ。各地のジムはあるようなので、ジムリーダー他がどのようなキャラクターになるのか、というところです。
御三家
サルノリ・ヒバニー・メッソンの3匹ですが、第一印象は「パチモン感…」特にヒバニーにパチモン臭さを感じました。でももう慣れた。見て描いて見ていると慣れます。この3匹はゲーム中の映像では出番がなく、3匹紹介用に作られた映像だったので、ゲーム内でどのように動くのか、次の映像が楽しみです。
サルノリの頭に刺さっている棒は手に持って使えることが映像から分かりました。謎なままモヤモヤしなくてよかったです。サルモチーフの御三家と言えば、ヒコザルがいますが、差別化のためか、ヒコザルは細く長い手をしているのに対し、サルノリはずんぐりしたサルですね。この手の長さで頭の棒に届くのか…?あと草のサルといえば、ヤナップがいますが、そちらとも違う系統のサルになってるように思います。
ヒバニー、一番怪しげだったけどデザインは面白いなと思います。耳が非対称的だったり、ほのおタイプにもかかわらず、白色が体の大半を占めているところとか。鼻の上と足裏にある湿布のような謎のブツがよく分かりませんが、進化したらはがれたりとか何かしそう?ウサギモチーフのポケモンは過去にもいましたが、ヒバニーはウサギのまま進化してもウサギなのか、それとも2進化だと別の生き物モチーフになる可能性もあるのでどうなることやら…。
メッソンはカメレオンモチーフっぽいですね。手足としっぽの形とか、透明になって隠れているところとか。手足の形がかわいい。腕に乗っかってほしい。御三家はみずタイプを選ぶのが自分の中の恒例になっているのでメッソンを選ぶ予定です。
これまでもそうだったんで警戒しているんですが、御三家の進化形を先に出すのとかはやめていただきたいところです。どう進化するかわからないドキドキを味わいたい。といっても結局出しちゃうんだろうけど、できるだけ情報は伏せてほしいとは思い続けています。
ガラル地方はイギリスモチーフ?
冒険の舞台が「ガラル地方」という名前であると言うことと、地方全体のマップが公開されました。マップの地形的に、モチーフになった場所は「イギリス」であるという説が濃厚なようです。言われて比べてみると、確かに逆さにしたイギリスっぽいかなと思います。「今回の地図、縦長だな」くらいしか分からなかったんですが、縦長のマップってめずらしい気がする…。一般的には横長か、正方形に近い形の物が多いと思うんですが、町の配置とか難しそう?
6世代(XY)のカロス地方がフランスモチーフだったので、ヨーロッパの国がモチーフになるのは2回目ですね。カロスではキャラクターや道路の名前など、フランス語が使われていましたが、イギリスを舞台にするに辺り、イギリスの何か(歴史とか?)をモデルにする展開もありえそう。地方の説明で、「産業を発展させている」という引っかかる言い方をしていますが、これも何かのヒントかな…?「産業を発展」ってなんだか一昔前の時代か?という印象ですが、そんな昔の時代を舞台にするとも考えられないし(ポケモン世界はモンスターボールのようなすごい科学力があってこそ成り立っているので)、新作が出るときは過去作より後の時系列になるのがだいたいなので、どうなるんでしょう。
「最強のポケットモンスター」
今作のテーマ。これだけではまだよく分からないです。タイトルロゴの「ン」の字を初めとする複数箇所に出てきた謎のマークがとても怪しい。何かバトルの施設だか組織だか、新しいバトル形式だか、バトルの方向で何か目玉要素がありあそう?また、今年夏の映画はミュウツーがメインになりますが、ミュウツーも「最強のポケモンをつくる」のあれやこれやがあるポケモンなので、もしかして関係あったり??
ソード・シールド、略は「剣盾」
Twitter上で「#ポケモン剣盾」のタグを推奨していたことから、公式による略称は「剣盾」のようです。なんと読めばいいか迷いますが、自分はそのまま「けんたて」で読んでいます。「ソード」はかっこよさがありますが、「シールド」ってちょっともっさりというか、微妙なダサさを感じます。犬の生首が剣と盾の上部に付いているようなシルエット、これは何なんでしょう。既出のポケモンの中で、「このポケモン!」とぴったり当てはまる子はいないように思います。ところで剣と盾といえばまんまそれらをモチーフにしたポケモン、ギルガルドがいますが、果たして関連はあるのかないのか??
感想まとめ
何度も言ってますが、こう毎年メインシリーズが何かしら発売されるのは、コンテンツの寿命を削っているみたいで不安になるので発売の間隔をもっと長くあけてほしい派ですが、ダイレクト当日はずっとそわそわしていつもより機敏に動けていたので、相変わらず新作新情報パワーには屈してしまいました。伝説のポケモンや他の新ポケモン、ライバルやジムリーダーなど、出ていない情報もまだまだあるのでドキドキしながら待ちます。ただし期待値バードルは低く低く見積もっています。