びとうろうぽ記

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ポケモンのBLM(2020)

2020年5月25日、黒人男性のジョージ・フロイド氏が、白人警官により首を圧迫されなくなったことをきっかけに、「Black Lives Matter/BLM(黒人の命を粗末にするな)」という黒人差別への抗議のスローガンが広がっています。主にSNSを通じ、数多の個人から、著名人、大手企業も、このスローガンを投稿し、BLMへの指示を表明しました。

 

株式会社ポケモンも、一応BLMへの賛同はしたようですが……

 (以下ツイート画像の文面のコピー)

 

「Pokémon GO Fest 2020」の開催にあたり、The Pokémon CompanyグループはNianticのパートナーとして、世界の非営利団体に最低500万ドルの寄付を行うことにいたしました。

 

The Pokémon Companyグループの寄付金は、多様性を受け容れる公平な社会の実現に焦点を当て、子供達の生活を向上させる活動に活用いたします。

 

黒人コミュニティに向けた継続的な取り組みとして、黒人の子供達に教育やメンターシップの機会を提供する団体も支援対象として参ります。

「子供たちの生活を向上させる活動に…」「黒人の子供たちに教育や…」と、あくまでも「子供向けコンテンツとして、子供のため」という建前を持っておきたいという意思を感じます。

おそらくNianticがBLMに対して詳細な文章を出しているので、それに引っ張られてポケモンも一応メッセージ出しとくか…と動いたのかな、という印象です。

 

2020年7月3日には、寄付先が発表されました。今後、更新もあるかもだそうです。

www.pokemon.co.jp

 

BLMを無視するタレントや企業が日本では多くあるなかで、この内容は相対的にマシな方なのかなとは思いますが、それでも不満な点がかなりあります。

 

■6月初頭の対応

ポケモンの公式Twitterは、日本語のものだけでなく、言語や地域ごとのアカウントが存在します。その中でも特に大きい「The Pokémon Company International」としてのアカウントの対応は、日本のそれとは異なるものでした。

 

ジョージ・フロイド氏が亡くなったのが5月25日ですが、その約1週間後、インターナショナル版ポケモンTwitterは、下記のツイートをしています。

茶色いハートの絵文字と共に、肌の黒いカキ(左側の人)とサトシ(右側の人)がグータッチをしているGIF画像を投稿しています。

 

さらに翌々日には、「#BlackLivesMatter」のタグと共に、下記のメッセージを投稿しました。

 (以下ツイート画像の文面のコピー)

 

Here at Pokémon Company International, we believe in friendship, inclusibity, and equity. These are the values that anchor the Pokémon brand. There is no place for oppression within our community.

 

We stand in solidarity with our Black employees, fans and families who continue to be impacted by systemic racism and senseless violence.

 

We will be making a $100.000 donation to the NAACP and a $100.000 donation to Black Lives Matter. Our commitment to you is ongoing, and our support will be as well.

 

We believe that Black Lives Matter.

英文なので厳密に理解できないんですが、黒人への明確な連携の意思と、いくらかの寄付をした旨が書かれているのだと思います。そして、そこから6月12日まで、インターナショナル版のアカウントは、一切の投稿を控えていました。

 

一方そのころ日本版のアカウントは何をしていたかというと、BLMに関して、なにもしていませんでした

インターナショナル版のツイートをリツイートするなり、引用して日本語訳を載せるなり(ほかの言語のアカウントはこれを行っていたものもある)すればいいのに、何もしない。それどころか、普段通りに最新映像を投稿していました(インターナショナル版については、公式HPの更新はひっそり行っていた模様)。

下記は6月2日の日本語版ポケモンTwitterの投稿↓

 

インターナショナル版との対応の差は何?どうしてこの時は何もしなかったんでしょうか??過ぎたことですが、とても残念に思いました。

 

■日本版の対応の限界

最初に紹介した、ポケモン公式Twitterが6月12日に投稿したものについては、内容の不十分さ(寄付内容の話ばかりで、差別に対する姿勢は曖昧な文章だったり)こそあれ、これが今できる限界だったのかな…と察します。

 

多くのタレントやポケモンに携わる人々は、軒並みBLMを無視しました増田順一氏もイマクニ?氏も、何年か前のアイスバケツチャレンジには参加していたわけですが、病気に対する社会運動には参加するのに、差別に対する社会運動は無視してます。BLMは、テレビでもデモだ暴動だなんだと報道されていたので(ほとんど平和なデモなのに)、知らなかったわけないと思いますが……。

下記、アイスバケツチャレンジの動画↓

 www.youtube.com

 

アメリカの話でしょ、日本は関係ないよね」というところでしょうか。「差別反対」を表明することに抵抗があるのかな(まあ気持ちはわからなくはない)。そんな中で、公式(法人)は、「黒人への連携を表明した」というだけで、一応、一定の評価ができるのではないかと思います(評価のハードルが著しく低い……)。

 

 

……で、それだけ?寄付だけ?他には何かないんでしょうか??「公平な社会の実現」「子供達の生活を向上させる」ために、もっとできることがあるのでは?というよりポケモンは、自分たちの企業活動が、不公平な社会システムを支えていたり、子供の未来の破壊の手助けをしていないかどうか、見直すべきではないですか??

例えば、株ポケ(他、関連・コラボ先企業)が売っている商品が、正当で公平な労働環境で作られたものだと自信をもって言えるんでしょうか。特に記載してないだけで、フェアな取引をして仕入れているんですかね?

また、最近も、マックのハッピーセットやら吉野家のポケ盛やらとコラボしていましたが(ポケ盛第2弾とかドン引き……)、気候危機のことを考えれば、牛肉の宣伝なんてもってのほか、絶対に選択できないコラボでは?

気候危機により、多発する異常気象により被災したり、頻繁に感染症が流行ったり、食糧の生産が困難になったりする未来、生活の向上の真逆もいいとこです。

もちろん、黒人差別に反対するならほかのすべての差別にも反対しないとね!という意味でも、問題のあるコラボや商品はまだまだ山ほどあると思います。

  

■寄付に恥じない企業になってほしい

このままほんとに寄付をするだけだと、「BLMへの賛同によって"良いイメージ"を作ろうとしてるだけ」とか思われそう。もしかしたら、「周りもやってるからウチもやっとこ」「寄付しなきゃ企業イメージ悪くなりそう」みないな動機で寄付を決めたのかもしれませんが、せっかく社会問題に対して一つ立場を示せたんだから、これは、企業の姿勢を問い直すいいタイミングではないでしょうか。

 

いちファンとしても、「この企業とのコラボはどうなん??」「この商品の原料を見直してくれ」みないなご意見・ご要望は、お問い合わせ窓口からもちょくちょく送ってるので、よろしくお願いしますね(みんなも言いたいことがあったらガンガン要望しような)。

 

黒一色の画像

 

#BlackLivesMatter