びとうろうぽ記

全宇宙1兆51億人いるポケモンファンの一介  ※ファンアート注意※

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(学習まんがの)『ポケモンをつくった男 田尻智』を読んだ感想

2018年5月18日発売小学館版 学習まんがスペシャル 「ポケモンをつくった男 田尻智」』(小学館、解説/宮本茂 まんが/田中顕 構成/菊田洋之)を買いました。

 

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↓公式サイト

www.pokemon.co.jp

 

 

 

 

以外、内容の感想。

 

 

 

  

 

あらすじとしては、田尻氏が、自然豊かな町田で昆虫採集にはまり、その熱意がゲームセンターのゲームに移り、同人誌制作から、ゲーム制作をするようになり、苦労の末、ポケモン赤緑が完成する、という内容の漫画になっています。

話はサクサク進んでいきますし、必要なところは押さえてあるので、分かりやすく、読みやすいと思います。こういう人だったんだな、と簡単に知りたい人によいのではないかと思いました。逆に、彼の生い立ちなどについてある程度知識のある人からすると、知っている内容だらけになると思います。

 

個人的に、初めて見た情報かなぁと思ったのは、ゲーフリ内で行われた人気投票のくだり(p123)。人気投票にエントリーしているキャラクターのドット絵のリストにボツポケモンも数匹載っています。このリストの画像は初出…?自分は初めて見ました。採用されたポケモンも、最終的に発売されたものと名前が違う子がいるのも興味深かったです。

 

 

最初この本の情報を見たとき、すごく似ているタイトルの本があったなぁと真っ先に思いました↓

 

宮昌太朗・田尻 智 (2009)『田尻智 ポケモンを創った男』MF文庫ダ・ヴィンチ

田尻智 ポケモンを創った男 宮 昌太朗:文庫 | KADOKAWA

 

上記の本は、田尻氏の過去から、2002年頃までのポケモンの展開を含めた内容についてが、インタビュー形式で詳しく載っています。中古で買えたので自分でも持ってます。コチラの方が、田尻氏についてもポケモンについてもずっと詳しく載っています。より知識を深めたい方はこの2009年の本をどうぞ。

 

 

 

まんがの方ですが、ちょっと引っ掛かった点は、赤緑完成間近でシナリオを書き直したくだり(p137)。「徹夜で取り組んだおかけで完成度があがった」のように書いてありますが、徹夜を否定的に描いてないのってどうなの?と思いました。彼らの成功は、ひとつの生存バイアスのようなものではないでしょうか。もっと自身の健康大切にする言葉などが欲しかったなと思います。

 

また、この本に限らず、学習まんがや偉人話系あるあるですが、もし彼が女性に生まれてたら、この成功は無理だったよねと思うようなエピソードが多いです。

田尻氏の人生に登場した、彼を形作る主な要として、虫取り、ゲームセンター、杉森氏や増田氏(男性)達との親密な交流などがあります。これらは、彼が男性だったからこそ容易にアクセスができたものではないでしょうか。女性がそれらに関わろうとした場合、男性にはない、心理的障壁や犯罪のリスクなどの可能性が容易に想像できます。「ゲームクリエーターを目指す子供達へ」という言葉をかける彼らの中に、この辺りの知識や気配りが十分かというと、まだまだかなぁと思った次第。

 

 

 

学習まんがシリーズの本ということは、街の図書館や、学校の図書室に置かれたりすることになるんでしょうか?そうすると、子供達にとってポケモンがさらに昔の存在になりそうだなぁと思ったり。この本がきっかけで田尻氏の名前を覚える子供も出てきそうだなと思ったり。

 

  

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